免疫力低下の弊害も 内村「体脂肪率2%」の肉体は“諸刃の剣”

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 2001年の世界選手権男子400メートルハードルで日本人初の銅メダルを獲得するなど活躍した為末大氏が、12年の引退後に受けたインタビューでこんなことを言っていた。

「体脂肪が減り過ぎると関節を痛めますし、抵抗力が落ちるんです。体脂肪率が5%周辺だった現役時代は、疲れたまま人ごみに入ると2回に1回は風邪をひいていました。(引退後は)どこに行っても風邪はひきません」

 体脂肪率が低いと抵抗力も低下、免疫力が落ちて感染症にかかるリスクが増えるといわれる。

「来夏のリオ五輪で個人総合2連覇を狙う内村の不安もまさにそれ。技術的にも肉体的にもピークを迎えた彼に敵がいるとすれば自身の体調だけです」とは、体操関係者。

 2日に閉幕した世界選手権の個人総合で前人未到の6連覇を果たし、悲願の団体総合の金メダルも手にして帰国した内村航平(26)の体脂肪率は2%台。あらゆる無駄をそぎ落とし、鍛え抜いて手に入れた見事な肉体はしかし、筋骨隆々の見た目とは対照的に繊細でもろいのだ。

 3日の帰国会見で、「一番欲しかった団体の金メダルが取れて良かった」と笑顔で話した内村は、来年のリオ五輪にも弾みがつくと声を弾ませたが、絶対王者の集大成となる五輪で万が一があってはならないと、周囲は今まで以上に体調管理にピリピリすることになる。

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