錦織圭が格下に決勝完敗…得意のクレーで今季初Vならず
得意なはずのクレー(赤土)コートで頂点に立てなかった。
男子テニスのアルゼンチン・オープンは19日(日本時間20日)、ブエノスアイレスで決勝を行い、第1シードで世界ランキング5位の錦織圭(27)が同66位のアレキサンドル・ドルゴポロフ(28=ウクライナ)に6-7、4-6のストレート負け。今季初優勝、ツアー通算12勝目を逃した。
錦織は最速200キロを超えるドルゴポロフのサーブに苦戦。相手の強烈なサーブに対応しきれず、何度となくミスを出したが、第1セットは自身のゲームを辛うじてキープ。タイブレークに持ち込んだが、最後は相手にフォアをクロスで決められ、第1セットを落とす。
第2セットもサービスエースを決められるなど、精度が上がったドルゴポロフのサーブに押されっぱなし。互いにキープし迎えた第7ゲームで30-40から相手にリターンエースを決められ、この試合初のブレークを許す。
錦織はその後、試合の流れを引き戻せず、第10ゲームは30-40から返球がネットにかかり、試合を落とした。