山崎豊子の遺稿「完結」「映像化」 カギ握る“右腕”秘書とは?

公開日: 更新日:

 さる出版関係者がこう明かす。
「野上さんは山崎先生の肉体であり頭脳の一部。全幅の信頼をおかれ、彼女もそれに応えた。山崎イズムを継承できる唯一の存在です。特に先生が車椅子生活を余儀なくされた5年前からは、取材に関するほとんどのデスク業務をひとりで担っていました。週刊新潮で連載中の『約束の海』では取材チームの陣頭指揮を執っていて、3部構成の予定だった同作も、すでに2部まで取材は終了しているそうです。先生の原稿が出来上がっているのは第1部までですが、続きを望む読者からの声が高まれば、故人の衣鉢をただ一人継ぐ野上さんの“プロデュース”で脱稿も夢ではないかもしれません」

 ドラえもんやサザエさんのように著者亡きあとも続く作品もある。半世紀を共に闘った“右腕”の手で遺稿が書籍になり、また映像になるなら世の山崎ファンにとって、これ以上うれしいニュースはないが。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり