著者のコラム一覧
鎮目博道テレビプロデューサー、コラムニスト、顔ハメ旅人

テレビプロデューサー、コラムニスト、顔ハメ旅人。テレビ朝日で社会部記者を経て、報道・情報系を中心に番組ディレクター、プロデューサーを務め、ABEMAの立ち上げに参画。2019年8月に独立。近著に『アクセス、登録が劇的に増える!「動画制作」プロの仕掛け52』(日本実業出版社)、『腐ったテレビに誰がした? 「中の人」による検証と考察』(光文社)、メディアリテラシーについての絵本『それウソかもよ? うちゅうじんがやってき た!のまき

4月スタートの情報・報道の新番組で評価の高い、または「どうなの?」と感じた番組はどれですか?

公開日: 更新日:

 あ、そっちですね。4月スタートのドラマは各局なかなか面白いものが多いなと思ってけっこう力を入れて見てましたけど。そういえば報道・情報系番組も週末を中心にいろいろ始まってましたよね。正直言ってそっちは「印象薄い」という感じです。

 前からいろんなところで申し上げているのですが、報道・情報系の生番組が「面白いかどうか」というのを判断するにはそれなりの時間が必要です。最低でも3カ月、場合によっては1年くらい経たないとその番組の「真価」は計れません。まだ始まって1カ月くらいの現時点では、なんとなく「こういうことがやりたいんだろうな」というのは見えてきているものの、スタッフも演者も慣れていないし手探りなので、まだまだぎこちなくてとても本来の面白さが出せていないです。

 それを前提に私の感想を申し上げますと、「これはなかなか挑戦しているな」という番組は日本テレビさんの『追跡取材 news LOG』でしょうか。最近のテレビのニュースやワイドショーは何がつまらないかと言うと、「自分たちでちゃんと取材した情報が薄すぎる」ということに尽きると私は思っているのですが、それでいうとこの『news LOG』は、取材にあたる自社の記者たちとその取材記録に注目してニュースを深掘りしていく、というコンセプトでやっていて、それ自体は「時代に合ったニュースの形を模索した、意欲的な取り組み」と言えるのではないでしょうか。ゲストコメンテーターにも頼らず、自社の記者たちが解説していくのも、いいと思う。

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