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馳月基矢作家

長崎県生まれ。2020年、「姉上は麗しの名医」でデビュー。同作が第9回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろし新人賞を受賞。他の作品に「拙者、妹がおりまして」「義妹にちょっかいは無用にて」「蛇杖院かけだし診療録」シリーズなど。

公開日: 更新日:
イラスト・しまざきジョゼ

 峰太は「一昨日から水しか口にしてなくて」と言った。もともと体が壮健だからか、絶食していたわりには元気そうだが、急に重たいものを食べて胃腸を驚かせるわけにはいかない。

 それに、季節柄の問題もある。

「梅雨の湿邪にやられてる」

 日ノ本の暦における五月は、出島の… 

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【連載】江戸おんな職人余録 第五弾 九州庵、おりょう 皐月の薬膳帖

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