ハリウッド“アラ環の星” リーアム・ニーソンが稼げる理由
米誌「フォーブス」毎年恒例の「最も稼いだ俳優トップ10」で、2年連続で首位に輝いたロバート・ダウニー Jr (49)の年収は7500万ドル、日本円で約76億円!
4位のレオナルド・ディカプリオ(39=3900万ドル)や、9位のウィル・スミス(45=3200万ドル)など、トップ10入りしたのは、いずれも30代、40代だが、ひとり還暦過ぎで気を吐いたのが6位のリーアム・ニーソン(3600万ドル)、御年62歳だ。まさに“アラ還の星”だろう。
北アイルランド出身のニーソンは、81年に映画デビュー。93年の「シンドラーのリスト」でアカデミー主演男優賞にノミネート。その後は、99年の「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」に主演するなど、順調にキャリアを重ねてきたが、評価をさらに高めたのが、08年の「96時間」だ。製作費が2500万ドルで、全世界の興行収入が2億ドル超えと大ヒットした。
ニーソン演じる元CIA工作員が、人身売買組織に誘拐されたひとり娘を救出するため、単身パリへ。組織の連中を問答無用でブッ殺していくというアクション映画だ。当時すでに50代後半だったのにノンストップの大立ち回りを見事に演じ、今や「最強の親父」の称号を手にしている。映画批評家の前田有一氏がこう言う。