著者のコラム一覧
春風亭昇太落語家

昭和53年東海大学文学部入学、57年春風亭柳昇に入門、61年二つ目昇進、春風亭昇太となる。平成4年真打ち昇進。10年浅草芸能大賞新人賞受賞、11年国立演芸場主催花形演芸大賞金賞受賞、12年度第55回文化庁芸術祭大賞受賞、12年花形演芸大賞大賞受賞。

<第1回>落語家、俳優、コント芸人で悩んだ学生時代

公開日: 更新日:

 リサーチしたところ、円丈には一番弟子のらん丈(現乱丈)が入門したばかりだった。川柳の場合、「あの師匠はそばじゃなくて離れたところで見た方がいい」と判断した。そして、「寄席で万人に受けていたし、自分に合っている師匠だと思って」と、柳昇の門を叩いたのである。

 入門した昭和57年は柳昇が芸術祭賞を取り、テレビの演芸番組「花王名人劇場」で演じた新作落語が受けて再ブレークした年だ。「可愛いおじさん」と若い女性ファンが“柳昇ギャルズ”という後援会を結成する異常現象まで起こっていた。そんな師匠に師事し、昇八という前座名をもらった昇太は伸び伸びと育ったのである。

(聞き手・吉川潮)

【連載】結婚できないんじゃないんです

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理