ドラ1候補の沖縄尚学・末吉良丞“まだ治らない左ヒジ”にスカウトやきもき…夏の甲子園沖縄県予選きょう23日開幕
「またですか。と、いうよりも『まだ』ですか……」
セ球団のスカウトがこう言って表情を曇らせる。
23日に始まる夏の甲子園沖縄県予選。沖縄尚学のMAX150キロ左腕、末吉良丞(3年)が、左ヒジのコンディション不良で7月以降にならないと投げられないという。
2年生だった昨夏の甲子園では3先発を含む6試合すべてに登板し、34イニングを投げて39三振、防御率1.06。エースとして同校を初の夏制覇に導いた。U18W杯にも、唯一の2年生として参加。高校日本代表の準優勝に貢献した。
今春のセンバツでは初戦で散ったものの、ドラフトの目玉であることは依然変わらず。それどころかメジャー球団も虎視眈々と獲得を狙っており、中にはグラウンドでの投球を視察したスカウトもいるほどだ。
冒頭のスカウトは「末吉の左ヒジ痛は今に始まったことじゃありませんが……」と、こう続ける。
「この春から、ずっと故障を抱えている。まだ完治していなかったのか……というのが正直な感想です。センバツでも、やや力を抜いて投げているような印象だった。4月のU18候補の強化合宿では力のあるボールを投げていたので、治ったと思っていましたが……。もし、夏の大会で投げられない、あるいは内容が良くなければ、1位候補から外す球団も出てくる。さらに大会後にU18に選ばれなかったら、さらに指名順位は下がる。メジャーも入団前のケガには敏感なので、そちらの評価も厳しくなる。今夏はムリをせず、治療に専念してもらいたいのが本音です」
大ケガをしてしまっては、取り返しがつかない、というわけだ。


















