著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

現代人の顔はより「立体的」に? 100年前の頭蓋骨を比較

公開日: 更新日:

 世界情勢や地球環境は、100年間で劇的に変化しました。テクノロジーの進化や医療技術の発展に加え、人の栄養状態や生活様式も大きく様変わりしたはずです。

 かつて、日本人の体格は欧米人と比べて小柄でしたが、時代の変化とともに、骨格そのものが変化している可能性もあります。

 近年、コンピューター断層撮影(CT)スキャンに関する技術が発展したことで、人間の骨格を3次元の立体モデルで評価することが可能となりました。そのような中、近代以降における頭蓋骨の立体形状を分析した研究論文が、2026年4月3日付で米国生物人類学会の公式ジャーナルに掲載されました。

 日本人における頭蓋骨のCTスキャンデータを用いたこの研究では、19世紀後半~20世紀初頭(100年前)に死亡した成人の頭蓋骨データ56件と、22~24年(現代)に死亡した成人の頭蓋骨データ56件が分析されています。頭蓋骨は解剖学的な違いや曲線の度合いなど、161項目について評価を実施し、100年前と現代における頭蓋骨の形状が比較されています。

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