著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

「過去に住みたい」…米国のZ世代はテクノロジー支配に疲弊

公開日: 更新日:

 アメリカの18歳から29歳の若い成人のほぼ半数の47%が、もし可能なら未来よりも「過去」に住みたいと考えている。そんな世論調査の結果が話題を呼んでいます。

 NBCニュースの調査によると、「過去50年以内に住みたい」と答えた人が最も多く、 33%でした。つまり、1970年代後半から2000年代初頭にかけての時代を、今よりも「住みやすそうな時代」として思い描く若者が少なくないということです。

 若者たちはなぜ、過去に惹かれるのでしょうか。

 NBCニュースはこの結果について、若いアメリカ人の多くが、自分自身の将来や、国の現状に強い悲観的な感情を抱いていることの現れと分析しています。実際、同じ調査では、6割以上が、自分たちの生活は前の世代に比べて悪くなると予想しています。逆に、良くなると答えた人は4人に1人にとどまりました。さらに、8割が「アメリカは間違った方向に向かっている」と回答しています。

 中でも注目されるのは、若者たちがAI、SNS、スマホなどで、常にインターネットに接続されている生活への疲れや違和感を語っていることです。

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