AI活用が進み「新卒採用」に異変…売り手市場ではなくなったか?
2027年新卒採用の就職戦線がヤマ場を迎えている。若年人口の減少、人手不足を背景に企業の採用競争は今年も激化し、採用面接が解禁された6月1日時点で内定率は8割を超える。新卒学生向けの就活サイト「キャリタス就活」を運営する㈱キャリタスの吉田治社長室室長が述べる。
「昨年同期の内定率は83.7%でしたが今年は81.2%と2.5ポイント下回りました。しかし就活解禁の3月には内定率は5割に達し、5月の時点で前年実績に並び内定獲得時期の早期化がさらに進んでいます」
ただ、今年の就活は大手企業の採用状況に例年と違う変化が見られるという。
「これまでは新卒者の一括大量採用が慣例でしたが、今年はAIの活用で新卒者の採用を絞る大手企業が出てきているんです」
AIの導入により業務の効率化や生産性を高め、これまで新人が担当していた事務作業やデータ、資料整理などをAIが賄えるようになり人員削減が可能になったのだ。
「その結果、文系の学生の採用に影響が出てきているほか、技術系でもプログラミングなどの技術はAIで賄えるため、文系に限らず理系にも影響が出始めている」(吉田氏)


















