胃がん治療のスペシャリストに聞いた 納得いく治療のための病院の選び方

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 胃がんと診断された場合、納得のいく治療を受けるために、病院はどのように選べばいいか? 胃がん治療のスペシャリストである木下敬弘医師(国立がん研究センター東病院胃外科長)に聞いた。

  ◇  ◇  ◇

「現在の胃がん治療は、手術と薬物療法を組み合わせる『集学的治療』、そして患者さん一人一人に合わせた薬を選ぶ『個別化医療』がスタンダードになっています。これらを行うには、さまざまな専門分野の医療スタッフが連携するチーム医療が欠かせません。しかし、患者さん側からは病院の体制がどうなっているかが分かりづらい。そこで、『がん診療連携拠点病院』もしくは『日本胃癌学会認定施設』に該当するかどうかが分かりやすい基準になります」

 集学的治療といっても、うまくイメージがつかめないかもしれない。その中心にあるのが、「術前・術後化学療法」だ。主にステージ2や3の胃がんでは、がんの状態に応じて、手術前か手術後に薬物治療が行われる。

「腹腔鏡手術やロボット手術でがんを切除した後、目に見えないがん細胞が残っている可能性があるため、再発予防を目的に抗がん剤など薬剤を投与する『術後化学療法』が行われます。さらに進行し転移が認められる場合は、先に薬を投与し、がんを縮小してから手術する『術前化学療法』という手順を踏みます」

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