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中川右介

1960年東京生まれ、早大第二文学部卒業。出版社「アルファベータ」代表取締役編集長を経て、歴史に新しい光をあてる独自の執筆スタイルでクラシック音楽、歌舞伎、映画など幅広い分野で執筆活動を行っている。近著は「月9 101のラブストーリー」(幻冬舎新書)、「SMAPと平成」(朝日新書)など。

【1.デビュー前夜】3回目のチャレンジで「スター誕生!」に合格

公開日: 更新日:

 7月1日に約10年ぶりの新曲「ごめんと、すきと、」をリリースし、同時に20年ぶりのライブツアー「AKINA NAKAMORI LIVE TOUR 2026」がスタート。ついに完全復活を果たす中森明菜(60)。改めて、そのデビューから現在に至るまでの軌跡を「松田聖子と中森明菜 1980年代に起きたアイドル革命」(朝日新書)の著者が検証していく。

  ◇  ◇  ◇

 類いまれな歌唱力と美貌を持ち、レコード大賞2連覇という栄冠を得ながらも、どこか悲劇的イメージが漂う、孤高のシンガー、中森明菜。

 彼女の歌手人生は、伝説のオーディション番組「スター誕生!」での苦闘から始まった。

「スタ誕」出身者で有名なのは、森昌子・桜田淳子・山口百恵の中3トリオ、実力派の岩崎宏美、大ブームとなったピンク・レディー、ポストモダンのアイドルとなる小泉今日子らだが、彼女たちはみな、「スタ誕」に最初のチャレンジで合格した。だが、明菜は3回目でようやく合格した。

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