共謀罪に憲法改正…ナチス映画が暗示する日本の近未来図
映画宣伝の石田直子さんが言う。
「昔からナチス映画は日本で受け、興行も手堅いのですが、ここ数年この傾向はさらに顕著ですね。2015年の『ふたつの名前を持つ少年』『顔のないヒトラーたち』『ヒトラー暗殺、13分の誤算』、16年の『サウルの息子』『アイヒマン・ショー』『帰ってきたヒトラー』『栄光のランナー 1936ベルリン』『手紙は憶えている』『ヒトラーの忘れもの』、17年は本作の他に『アイヒマンを追え!』『アイヒマンの後継者』『ハイドリヒを撃て!』があります」
本作のように、ごく普通の夫婦からの目線で恐怖政治を描くのが昨今の潮流だけに、余計に身につまされる。
7月8日(土)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他全国順次公開