共謀罪に憲法改正…ナチス映画が暗示する日本の近未来図

公開日:

 厳戒態勢下の暗い社会で、爪に火をともすような毎日を送る中年夫婦のもとに一通の封書が届く。最愛のひとり息子が戦死したのだ。悲嘆と絶望。それは息子の命を奪った暴君への怒りへと転化していくが、暴君や政権への不満分子と周囲に見られただけで、命取り。黙って下を向いて、じっと耐え忍ぶだけなのか――。

 安倍政権を野放しにしたらどうなるか。すぐちょっと先の日本社会を思わずにいられない暗黒社会。第2次世界大戦、ナチス独裁政権下のドイツを舞台にした映画「ヒトラーへの285枚の葉書」である。ある日、主人公の夫はハガキにこうしたためて、街角にそっと置いておくようになる。「現政権での幸せはない」「人殺しヒトラーを止めろ」「政権を倒せ、加担するな」……。これはすぐさま秘密警察の知るところとなり、捜査網が敷かれ、じわじわと狭まっていく。それでも夫婦はレジスタンスを止めない。そして、無残な結末へと突き進んでしまう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「誰のおかげで飯食ってんだよ」同年代アイドルの怒声に…

  2. 2

    CM中止で加速…NGT48イジメの構図と暴行事件の“犯人”探し

  3. 3

    引退の稀勢の里を支える“太いタニマチ”と6000万円の退職金

  4. 4

    安倍官邸“大号令”か 厚労省「実質賃金上昇率」水増し工作

  5. 5

    前のめり安倍首相に露が食わす「条文作成」の毒まんじゅう

  6. 6

    仏捜査のJOC会長の長男 竹田恒泰氏“父擁護”のトンデモ発言

  7. 7

    専門医は「説明不能」…米11歳少女の悪性脳腫瘍が消えた!

  8. 8

    「史上最弱横綱」稀勢の里を生んだ“機能不全”横審の大罪

  9. 9

    NGT48メンバーは自宅に男が 地方アイドルが苦しむジレンマ

  10. 10

    安倍首相の「フェイク発言」を追及しない本土のマスコミ

もっと見る