佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

公開日: 更新日:

 14日のアスレチックス戦後に会見したドジャースのロバーツ監督は、佐々木朗希の離脱について、「数週間、(患部に)違和感があった。念のためIL入りさせた」と説明した。そもそも「インピンジメント症候群」とはどんなケガなのか。

 元中日のチームドクターで「亀戸佐藤のり子クリニック」院長の佐藤のり子医学博士は、「投手のように腕を上げる動作を繰り返すアスリートや職業の人に多く見られます」とこう続ける。

「肩関節とその周囲の組織が狭まることで起こります。具体的には上腕骨と肩甲骨側の関節の間で、腱板の一部や肩峰下滑液包などが狭み込まれることをインピンジメントと言います。それによって痛みが生じます。インピンジメントの治療は局所に消炎鎮痛を行い、1~2週間の安静で症状は軽快しますが、放置したり、完治しないまま同じ動作を繰り返すと再発する恐れもあります。症状が悪化すれば、肩の腱板が部分断裂したり、関節の軟骨同士が当たって、肩峰下に骨の棘ができて痛みが慢性化します」

 場合によっては手術に至るケースもあるという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所