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下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

訪問診療という「外部の目」がフレイルを食い止める

公開日: 更新日:

 在宅医療を受けている高齢の患者さんの中には、大きな病気を患っているわけでもなく、それほど介護が必要なわけでもないものの、どこかしら弱っている、いわゆる「フレイル(虚弱)」状態の方がいます。

 フレイルは大きく次の3つに分けられます。
・足腰の筋力低下や内臓疾患による体力低下(身体的フレイル)
・認知機能の低下やうつなどによる精神・心理的フレイル
・経済的困窮や孤立による社会的フレイル

 これらは相互に影響し合う状態で、さらに最近では、口腔機能(オーラルフレイル)、視覚機能(アイフレイル)、聴覚機能(ヒアリングフレイル)なども指摘されています。

 在宅医療では、精神・心理的フレイルの患者さんの場合、接し方や対応により高い専門性が求められ、ご家族も大きな苦労をされることが多いようです。

 私たちが訪問している患者さんの中に、重度のうつ病を発症した82歳の女性患者さんがいらっしゃいます。

 それまで同居していたお孫さんが巣立ったことをきっかけに、次第に元気がなくなり、ふさぎ込みがちとなり、家事も手につかなくなったといいます。

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