「腕は落とさず、血圧落とす」建設業界で囁かれる…笑えない令和の“上下関係”

公開日: 更新日:

「上下関係の厳しい職場だったけど、ここまでとは」

 40代の建設作業員が語る。上下関係といっても、怖い親方の話ではない。いまでは上が140で下が90の血圧が怖いという。

「これが令和の“上下関係”だね」

 建設業界で囁かれ始めた、こんな冗談を笑えない現実が広がっている。

 大手を中心に現場入場前の健康診断書提出が厳格化され、高血圧糖尿病の数値によって作業制限がかかる現場がじわり増えているという。

「ケガしたわけじゃないのに、高血圧だというだけで現場に入れない。健康管理が大事なのは分かるが、仕事がないとそれはそれで困る」(前出の作業員)

 かつては「風邪くらいで休むな」と言われた業界で、今や健康診断の数値が仕事の可否を決める時代になりつつあるようだ。

 厚生労働省と国土交通省は2025年度予算案で「建設業の人材確保・育成」に向けた総額250億円規模の支援策を打ち出した。中でも注目すべきは「働き方改革推進支援助成金」に92億円を計上し、現場の健康配慮型環境整備を強力に後押しする点だ。この政策転換の背景には、業界が直面する深刻な現実がある。大手建設会社の社員は語る。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網