あり得ないような石破政権の愚鈍と無策 「令和の米騒動」という決起が国民には必要

公開日: 更新日:
危機感が薄い、対策を打ち出せない(C)日刊ゲンダイ

 おとなしい日本人はいまだ法外なコメを買わされているが、諸外国だったら暴動だ。備蓄米を放出しても価格が下がらないなら配ればいい。そもそも備蓄米なのに昨年の1.5倍もするおかしさや、今頃、買い戻し条件を見直すなど、これだけで内閣不信任だろう。

 もう、スーパーの値札を見るのもイヤ──、そんな国民も多いのではないか。コメの価格が高すぎるからだ。

 12日に発表された全国のスーパーでのコメの平均価格は5キロ当たり4214円と前週から19円下落。これまで17週連続で上昇しており、ようやく歯止めがかかった格好だが、依然として前年から比べて約2倍の水準だ。

 政府は3月から備蓄米の放出を開始。これまで計3回、31万トンを放出してきたが、効果はほぼゼロだ。農水省が先月末に発表した備蓄米の小売業者への出回り量(4月13日時点)は合計3018トン。2回目までの合計放出量21万トンのうち、たった1.4%というのだから価格が下がらないのも当然だ。

 わずかにスーパーに出回る備蓄米ですら、昨年の約1.5倍の3000円台半ばという状況である。

 目詰まりの原因のひとつは…… 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り2,350文字/全文2,846文字)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし