中島×平野「未満警察」に眼福需要あり 原作との違いは?

公開日: 更新日:

 手越祐也(32)の“電撃”退所でざわつくジャニーズ事務所。先だっての会見で手越は引き続き、事務所の明日を担う後輩の指導と惜しみない愛情を強調していたが、目をむければ、Sexy Zone中島健人(26)とKing&Princeの平野紫耀(23)によるW主演ドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」(日本テレビ系、土曜22時)が今週27日から放送開始となる。2カ月以上の延期という“難産”の上にスタートを切る本作。その見どころと、原作である韓国映画「ミッドナイト・ランナー」をチェックしてみた。

■原作はジャニタレものにおあつらえ向きの絶妙さ

 結論からいうと、ジャニタレドラマの原作として“分かってる”チョイスではないだろうか。映画としての粗(アラ)も見えるが、“男の子愛でる系”映画として、しっかりツボを抑えている。以下、ネタバレは避けつつ、語らせてもらおう。

「警察大学に通う肉体派×頭脳派の凸凹コンビが、警察からの支援が得られない中、2人だけの独自捜査で事件を追う」本作。主演はパク・ソジュン(31)とカン・ハヌル(30)という2人の韓国イケメン俳優。当たり前のように細マッチョだ。

 きっと2人は反発し合いながら、相互理解を深め、その結果として事件を解決に導くんだろうなーとあらすじから勝手に想像しつつ見始めたところ、意外とそんなことはない。むしろ結構早い段階で打ち解けて、以降はずっと“最高の相棒感”全開で進むのだ。実はそここそがこの映画のキモで、2人の“距離感”ではなく“一体感”で魅せる方向に舵を切っているのが特徴。仲睦まじいイケメン2人、しかも細マッチョというだけで、眼福需要は確保したも同然だ。

 合わせて、学校に通う警官の卵という着眼点が絶妙で「未熟さ」と「たくましさ」、「少年」と「男」が同居するさじ加減に仕上がっている。キャッキャと戯れる2人の姿で母性本能をくすぐりつつ、血と汗を流しながら正義のため戦うアクションシーンで漢を見せる。隙の生じぬ2段構え、恐るべし。

完全再現? それとも別物? ドラマ予想

 上に述べた内容を、中島健人と平野紫耀で想像すれば、もう頭の中では「未満警察 ミッドナイトランナー」が始まっているのだが、はてさて、現実にドラマはどのような内容になるのか。

 22日に公開された中島・平野両名による第1話の見どころコメンタリーを見る限り、原作冒頭の警察学校での訓練シーンは驚くほど忠実になぞられている。「散髪」に「ソーセージ」、頭の中の“未満警察”と完全一致。一方で、気になるところとしては序盤からすでに中島演じる本間快が「警察官になりたいんだ!」と明言しているところだ。

 原作では「警察官になりたい」という意思に事件を通して向き合い、気づくことになるため、登場人物の精神的出発点が大きく異なる。このあたりはドラマを通じてどのように展開していくのか、気になるところだ。

 いよいよもって2人が事件に遭遇するところからは、完全にオリジナル。そもそも原作映画は全編を通して1つの事件を追う内容だったが、ドラマでは毎回異なる事件を追うことになるようだ。なにより、原作の事件内容はか~なりエグめのため、ドラマ化は厳しい。というわけで、原作から構図とエッセンスを抽出したリブート作といった線に落としたのだろう。

 しかしそんなことより、肝心なのは主役2人の“いい感じ”の雰囲気だ。コメンタリーで公開されている映像を見る限りでは、原作のツボをおさえつつ、翻案されているようで一安心だ。双眼鏡を奪い合いながら、向かいの家の女の人を覗くシーンなど、原作には無いシーンながらも「あ~、っぽいなこの感じ」と感心させられた。この分なら期待していいのでは。

 まもなく放送スタートとなる「未満警察 ミッドナイトランナー」。原作をチェックして、妄想を膨らませるのもアリだ。

(ライター・キタハラ)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体