医療ドラマ存続危機 アフターコロナの作品&俳優トレンドは

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスがテレビに深刻な影響を及ぼしている。中でもダメージが大きいのが医療ドラマだ。これまで大きな病院を終日借り切ってロケが行われてきたが、ロケに使われる病院は“地域医療の要”であるケースが多い。例えば、「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)の主なロケ地は千葉大学医学部付属病院、「ブラックペアン」「コウノドリ」(ともにTBS系)は東千葉メディカルセンター、「コード・ブルー」(フジテレビ系)は千葉県にある亀田メディカルセンターといった具合だ。しかし今後、使用できるか不透明な状態だという。

 コロナによる院内感染防止のために以前のように病院の協力を得ることが難しくなっただけでなく、自粛生活を余儀なくされたコロナ禍に対する視聴者の拒否反応もあり、医療ドラマの制作そのものをためらう空気がテレビ局側にあるという。「ドクターX」の続編の放送は早くても来年以降になる。医療崩壊ならぬ“医療ドラマ存続”の危機だ。

 しかし、テレビ局は“キラーコンテンツ”を封印して、アフターコロナのこれから、どんなドラマを用意するつもりなのか。この疑問を解く鍵のひとつが、2011年3月11日に発生した東日本大震災直後のラインアップだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景