春ドラマからキスシーンが消える 濃厚接触NGで現場大混乱

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの感染拡大はバラエティー番組だけでなく、映画ドラマの制作現場も悲鳴を上げている。

 NHKは今月12日まで、大河ドラマ麒麟がくる」と朝ドラ「エール」の収録休止を発表。TBSも「4日から19日まで2週間、ドラマやバラエティーにおけるロケとスタジオ収録の中断」を決定。同局は今クールのドラマ「半沢直樹」「私の家政夫ナギサさん」「MIU404」のスタートの延期も発表。またテレビ東京でも、3日から生放送を除く収録を1週間をメドに中断し、社員の出社も2割程度に絞ることを発表した。

 各局が撮影延期を決断する中、今後、撮影を再開したとしても確実にドラマの中で減少すると言われているのが「キスシーン」だ。

 制作プロデューサーはこう話す。

「今やドラマや映画などでキスシーンは必須です。さらに絡みなどの濡れ場も求められる。しかし一連のコロナ騒動で、この種のアクションが自粛に追い込まれ、いまや完全に禁止になってしまっています」

 新型コロナウイルスが“濃厚接触”により感染することは周知のとおり。ハグやキス、絡みなどのシーンがあれば、そのリスクは上昇する。こうした事態を受け、4月スタートで、ラブシーンが想定されていた映画やドラマの制作関係者らは大混乱に陥っているという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い