BTSは節目を迎え注目の的に…芸能人の専属契約は“最長7年”

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「奴隷契約」は、その後もたびたび騒がれてきた。最近、特に問題視されているのは、練習生の待遇だ。芸能事務所に所属する練習生は、高校生を中心とする10代が大半。彼らも多くが専属契約を交わしており、練習生のいる芸能事務所の41・4%が期間を5年以上と定めているとの資料もある。

 契約期間中は、自分からやめるにも多額の違約金を支払わなくてはいけない。といって必ずデビューさせてもらえる保証もなく、何年も飼い殺しにされたまま新人としての旬を終える例も伝えられている。

 これに対して公取委は2017年に大手を対象として不公平な契約の是正を行ったほか、2019年9月には練習生の契約期間を3年以内とする方針も示した。

 そのほか練習生ないしアイドルに対する事務所の虐待行為も、しばしばメディアをにぎわせている。2016年に全員が未成年でデビューした男性グループ「The EastLight.」は、メンバーが所属事務所関係者から常習的に暴行されていた児童虐待問題で解散に至った。事務所会長ら関係者3人が児童福祉法違反容疑などで起訴され、今年3月に有罪判決が確定している。

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