本格女優を目指す田中みな実は“令和の野際陽子”になれるか

公開日: 更新日:

 タレントの田中みな実(33)が12月12、19日放送のドラマ「ノースライト」(NHK)に出演することが分かった。

 原作は「クライマーズ・ハイ」「64(ロクヨン)」などで知られる横山秀夫の同名小説。西島秀俊演じる主人公の1級建築士が、施主の失踪を機にさまざまな謎に巻き込まれていくという重厚なミステリーだ。田中は主人公が勤める建設事務所の事務員役を演じる。

 田中は、在籍していた芸能事務所「テイクオフ」から「フラーム」に8月に移籍したばかり。「テイクオフ」は宮根誠司(57)や羽鳥慎一(49)ら人気キャスターを抱える事務所だが、「フラーム」は広末涼子(40)や戸田恵梨香(32)、有村架純(27)ら人気女優を多数擁する芸能事務所で、今回、事務所移籍後初のドラマ出演となる。

 6年前の2014年9月にTBSを退社しフリーアナとなった後は、バラエティーや情報番組のMCなどが途絶えることはなかった田中だが、今年に入って、活動の幅が一気に広がった。

 昨年末に発売された写真集は60万部超えのメガヒット。4月から放送された浜崎あゆみをモチーフとしたドラマ「M 愛すべき人がいて」では、眼帯の秘書・姫野礼香を怪演し“覚醒”。スピンオフドラマまで制作された。さる芸能関係者はこう語る。

「彼女はかつて、自分は『ミス青山コンテスト2007』に出場し、準ミスに終わったが、“2番手だからこそ伸びしろがあるんですよ~”と胸を張って話していました。写真集撮影前には青山のパーソナルジムに通い、徹底して体をつくりこんでいます。彼女は努力家かつ相当な野心を持った戦略家だと思います」

 それだけに、飽和状態のフリーアナ業界から“一抜け”し、女優を目指すのもまた戦略か。アイドル評論家の北川昌弘氏はこう話す。

「普通は、フリーアナは、そういうところにはいかないですよね。ドラマや映画に出演しても、女子アナの役やそれに近い役を演じることはあっても、田中さんが『M』で見せたようなことをやった人はいません。あそこまでやったらもう怖いものなしじゃないですか。もともと美人であざといというキャラが立っていたところに、グラビアや悪女役が見事にハマったのだと思います」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”