「答えは市役所3階に」辻堂ゆめ著

公開日: 更新日:

「答えは市役所3階に」辻堂ゆめ著

 2020年夏、高校3年で就職希望のゆりは、進路相談担当の教師の話に絶句する。第1志望のブライダル企業からの求人はゼロ、第2志望のホテルは1人限定で、すでに成績優秀な花菜が応募しており勝ち目がないというのだ。新型コロナウイルス流行の影響が求人にまで影響するとは考えてもいなかった。全国大会を目指し練習に励んでいた合唱部もコンクールの中止でそのまま引退。何もかもがうまくいかない。切羽詰まったゆりは、市役所3階に開設された「こころの相談室」で臨床心理士のあかりに思いを打ち明ける。

 ほか、婚約を破棄された会社員の真之介など、カウンセラーが、パンデミックの余波で悩みを抱える相談者たちの自身も気づいていない心の奥底に潜む思いや秘密に迫るヒューマンミステリー集。 (光文社 968円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の大誤算!「私の悲願」と豪語の消費税減税に世論「反対」多数の謎解き

  2. 2

    「エプスタイン文書」名前記載日本人のジャニーズ“顧問歴”が波紋…ファンの擁護と芸能界に広がる影響

  3. 3

    国民民主の“お嬢さま候補”が運動員買収容疑で逮捕 自爆招いた強すぎる上昇志向と国政進出への執着心

  4. 4

    高市首相が国民を騙し討ち…選挙公約記載なし「定額働かせ放題」を施政方針演説に突如ねじ込み

  5. 5

    愛子さまの将来に影響を与える高市政権「皇室典範改正案」66歳の誕生日を迎えた天皇陛下は…

  1. 6

    国民が気付いた税収減の危うさ…衆院選“争点つぶし”の副産物「消費税減税反対24.9%」で最多

  2. 7

    大谷翔平のWBC“緊急登板”は本当にないのか?「(自分が投げると)絶対に言う」と栗山英樹前監督

  3. 8

    4月からフリー転身の岩田絵里奈アナに立ちはだかる 「日テレ出身」の不吉なジンクス

  4. 9

    高市首相「コラム全消し」炎上やまず…過去発言の“ほじくり合戦”まで勃発で完全裏目

  5. 10

    和久田麻由子vs岩田絵里奈 "女子アナサバイバル”の勝者はどちらに?