山下美夢有は「ショット精度が足りない」のに…なぜスイングより体幹トレーニングを優先したのか
今季の米女子ツアーは早くも3戦目。「HSBC女子世界選手権」第1日(シンガポール・セントーサGCタンジョンC=6793ヤード・パー72)の舞台は距離が長く、大きなグリーンと池絡みのホールが多いのが特徴。午前はソフトだったバミューダ芝のグリーンは午後から硬くなりスコアが伸びなかったが、山下美夢有(24)は首位に2打差の4アンダー3位タイと好スタートを切った。
昨季は全英女子を含むツアー2勝。ポイントランク2位、平均スコア4位(69.81)と堂々たる成績を残して米ツアー新人賞を受賞、賞金もランク3位で354万5888ドル(約5億5000万円)を稼いだ。
山下はシーズン後、「ショットの精度を上げ、ショートゲームのバリエーションも足りない」といった。オフは昨季以上の成績を求め、数多くのボールを打ったのかと思いきや、クラブを振るより、体幹系のトレーニングに時間を割いていたという。
プロゴルファーの体も見てきたフィジカルトレーナーの平山昌弘氏がこう言う。
「体幹とは、体の幹となる腹回りを指すが、その部分の筋肉は骨盤に繋がっている。体幹を鍛えることは、筋肉を鍛えるようで、骨盤や股関節の可動域を広げていることになり、動的安定性を高めるので、イメージした動きを再現しやすい。体幹の強いゴルファーはスイング中に膝が伸びず重心が下がっているので、インパクト時にボールをフェース面で長く押せる。山下選手は昨年、初めてのコースでも予選落ちが2試合しかなく、強風の全英女子に勝ったのは、そのようなスイングができているからでしょう」
ちなみに、同じツアールーキーの岩井姉妹の昨年の予選落ちは、明愛7回、千怜6回だった。


















