2000年以降の家電再編は…テレビは「吸収、分解」エアコンはパートナーで技術残す

公開日: 更新日:

 2011年の地デジ化(地上デジタル放送移行)は、見方によっては失敗だったといえる。

 元々は、テレビに割り当てていた電波の一部を携帯電話(今のスマホ)に振り分けるための施策だった。だが、短期間で地デジ化を推進した結果、デジタルテレビのコストダウンが追いつかなかった。国内メーカーは巨額の赤字を抱え、テレビ事業の切り離しや、自社生産からの撤退に追い込まれた。この時から、日本家電メーカーの崩壊が表面化した。それまで「失敗できない」といわれた4大家電の中でも、テレビはそれほど象徴的な存在だったわけだ。

■海外メーカーに買収

 立ち行かなくなったメーカーや事業部は、海外メーカーに買収されるケースが目立つ。11年以前に経営破綻した三洋電機は解体され、冷蔵庫・洗濯機事業は中国ハイアールの傘下となった。液晶の雄であったシャープは台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の軍門に下り、東芝のテレビ事業も最終的には中国ハイセンスの傘下に。ソニーにおいても、現在では中国TCL集団に生産を委託するなど、かつての自前主義からの転換を余儀なくされている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  2. 2

    高市首相が今上陛下を「こんじょうへいか」と呼んだのは「不敬」なのか?

  3. 3

    ストレス過多なコールセンター業務 それでも「孤独よりマシ」というシニアの「底なしの孤立」

  4. 4

    今も続く「皇室典範」は出来の悪い法律…男の側に不妊の原因を求める発想がなかった時代の産物だ

  5. 5

    下高井戸「月見湯温泉」は新宿からすぐの人情味あふれる銭湯

  1. 6

    税収が前年度比「9兆円増」の異様とカラクリ…恩恵なく生活が苦しい庶民から飛び交う怨嗟の声

  2. 7

    「派遣でコールセンター」とは正直に言えない…借金返済のため同業を掛け持ちするシニア男性の悲哀

  3. 8

    今や65歳以上の4人に1人が働く社会に…再雇用は当たり前、社員と同一労働、同一賃金への見直しも進む

  4. 9

    「コンサル」名乗るシニアは「ほぼ無職」 それでも「自分は現役ホワイトカラー」の仮面を外せないオジさんたちの終わりなき戦い

  5. 10

    オランダ訪問の晩餐会での天皇のスピーチと雅子皇后…"旧宮家"に求められる「皇室外交」と担い手の難しさ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    活動終了「嵐」メンバー「消える人」と「生き残る人」…“一番先行きが厳しい”のは?

  2. 2

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  3. 3

    松尾雄治さん(1)ゴルフ場で意識を失う…「気が付いたら病院のベッドでした」

  4. 4

    メジャー屈指の不人気球団が佐々木麟太郎を指名…“銭ゲバ”マーリンズの黒歴史

  5. 5

    ビートルズよりもストーンズよりもすごいバンド、ラトルズ!

  1. 6

    女性を巡る愛憎より友情が勝った永遠のバディー

  2. 7

    “スジ悪”すぎる副首都法案のボロが露呈…国会審議で維新の「大阪ありき」に集中砲火

  3. 8

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  4. 9

    はつらつプレーで4人に音楽の喜びを取り戻させた陰のMVP

  5. 10

    木原稔官房長官「国会会期延長必要ない」が波紋呼び修正…失言連発で“調整役”として機能せず