「つくねもハンバーグ」森博嗣著
「つくねもハンバーグ」森博嗣著
人気作家によるエッセーシリーズ最新刊。
「捨てる神あれば拾う神あり」とのことわざを挙げ、どちらが本当の「神」なのか考える。大多数の宗教では神は1人だから、同じ神様が捨てたり拾ったりするという意味になり、かなり気まぐれだと。ただ、八百万の神がいるという日本では、そういうこともあるだろう。神様のキャラクターとしてブレがないが、そもそも神というものは人を見捨てたり、加護したりするものだろうかと疑問を投げかける。
ほかにも政治家の常套句「必要ならば躊躇なく行う」という言葉を例に「利権」について言及したかと思えば、「結婚生活を長く続ける方法」などの相談に著者ならではの視点で回答するなど。具象と抽象、主観と客観の間を行きつ戻りつ、読者に気づきを促す。 (講談社 704円)


















