“から騒ぎ”第1期MVP島田律子さんは日本酒スタイリストに

公開日: 更新日:

島田律子さん(タレント、エッセイスト・52歳)

 明石家さんま司会の人気バラエティー番組「恋のから騒ぎ」(日本テレビ系)は1994年から2011年まで続いた長寿番組。出演したのは個性派ばかりで、西川史子、柴田倫世、塩村文夏ら今も各界で活躍中の才女を輩出したものだ。もう一人忘れられないのが、第1期MVPに選ばれた元日本航空客室乗務員の島田律子さん。さて、今どうしているのか?

 ◇  ◇  ◇

「2000年に唎酒師の資格を取得し、01年には日本酒造組合中央会から日本酒スタイリストの認証を受けました。日本酒スタイリストってまだ馴染みは薄いかもしれませんが、日本酒の魅力を日本だけではなく世界に広めるため、自分の得意分野で情報発信するプロフェッショナルのことです。現在国内に5人しかいないんですよ」

 島田さんと会ったのは都内・虎ノ門にある「日本の酒情報館」。日本酒造組合中央会が運営する、その名の通り酒に関するアンテナスペースだ。

「ここでは、全国各地の蔵元さんや醸造法、酒器を紹介するだけでなく、日本酒や焼酎、泡盛を常時50種類前後置いており、1杯100円~と、とてもリーズナブルに試飲できます。居酒屋ではないのでお料理はありませんが、なかなか手に入りにくい銘柄ばかりなので日本酒好きはもちろん、新成人の方々もぜひお立ち寄り下さい」

 そもそも日本酒を深く知ろうとしたきっかけは?

「20代前半は客室乗務員で世界中を飛んでいましたから、最初はワインに凝っていました。割烹へ行ってもシャブリをクルクル回しながら飲んでたり。そしてタレント活動をしていた20代後半のある日、お寿司屋さんで日本酒をいただいたのですが、そのおいしいことおいしいこと。酢飯の酢が穏やかになり、魚のうま味もグッと増したんですね。しかも、一口飲むとお口の中がサッパリして、ますます箸が進む。まさに瞠目の瞬間でした」

 以来、日本酒党になり、せっかく飲むのであればきちんとした知識を得ようと、講座を受講しながら独学で身に付けた。

「日本酒が素晴らしいのは、香り、飲み口、余韻だけではなく、その土地土地の歴史や伝統、文化とともに長年育まれてきたところにあります。それを広く知ってもらいたいと思うようになり、タレント活動にお酒をテーマに加えるようになりました」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較