高市早苗氏が堂々の“かませ犬”宣言 文藝春秋で総裁選出馬意向表明の真意

公開日: 更新日:

■「スガのガス抜き」

 安倍前総理は「日本初の女性首相」候補として、稲田朋美元防衛相を寵愛してきた。だが、最近は選択的夫婦別姓やLGBT支援を巡り、脱・保守色を強める稲田氏に距離を置くようになっている。

「5月に月刊誌で安倍さんが『ポスト菅』候補に挙げた4人にも、稲田さんの名前はなかった。結果、稲田さんに期待した党内右派の間で『高市さんこそ、われわれの女性代表』とおだてる風潮が高まったのは事実。本人も勘違いしているのかもしれませんが、安倍さんの推す4人には高市さんも入っていない。安倍さんが推薦人を回すとすれば、菅総理の無投票再選批判を封じ込める理由以外には考えにくい」(別の自民党関係者)

 高市氏本人も“かませ犬”の自覚があるのか、文藝春秋では、菅首相が発信力を失っているのは「全党員の審判を受けて選出された経験がない」からだと指摘。まずは党員が参加する形での総裁選実施を訴えた。はたして高市氏程度で「スガのガス抜き」が務まるのか……。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋