右翼発言だけじゃない 高市早苗総務相は夫婦で原発推進派
■高市早苗総務相(53=奈良2区、当選6回)
「ポチ」と陰口を叩かれても安倍首相に忠誠を尽くし、まんまと再入閣を果たした格好の高市早苗総務相(53)。自民党の政調会長だったのに、党内から異論が噴出しても「これは官邸の意向ですから」と押し切ってきた。
一昨年の総裁選の開票の時には、わざわざ安倍首相の隣に座り「安倍総裁」が決まった瞬間、大泣きしながら、じっと首相を見つめて存在をアピール。首相も入閣させざるを得なかったのだろう。
●61年、奈良市生まれ。神戸大卒後、政経塾5期生に。87年に渡米。93年無所属で初当選。
「最初、自民党に接触していたのに、自民党が下野すると手のヒラを返して、自民党離党組の新党に参加しています。その後、新進党に合流し、96年10月に新進党公認で再選されるのですが、いつの間にか離党し、同年12月、政権に復帰した自民党に入党しています。自民が落ち目になれば非自民、非自民がダメになれば自民。政経塾時代から『政治家になりたい』と上昇志向は強かったけど信念はゼロです。ただ、権力者に近づく能力はピカイチですね」(自民党事情通)