椎名林檎は「まだ沈黙」、藤井風は「即謝罪」…新時代アーティストに求められる処世術

公開日: 更新日:

 4年前にYouTubeで公開したカバー動画が、歌詞に差別用語を含んでいるとし、主に海外ファンを中心に批判の声が上がっていたが、藤井はすぐにツイッターに英語で、《私の無知が招いた過ちについて深くお詫び申し上げます。決して誰かを不快にさせるつもりはありませんでした。もう二度としません。これからも学び続けたいと思います。愛しています》と投稿し、謝罪した。

「もちろんカバー動画なので、藤井さん本人から発信されたものではありませんが、今やワールドワイドにコンテンツを発信できる時代だからこそ、さまざまな意見や文化、考え方を持った人が良くも悪くも反応してしまいます。自分の勉強不足を素直に認め、真摯に英語で謝罪されましたが、そういった柔軟さと謙虚さが、新時代のアーティストに求められる要素なのかもしれません」(同)

 頑なに謝罪も説明もしない椎名に対し《ファンをやめる》という声まで、一部上がり始めている。謝罪や弁明の言葉が、ファンへの誠意になり得るかもしれない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした