TV局の「ジャニーズ離れ」がジワリ加速…広告業界は“ステルス降板”で大手企業ほどCM起用に二の足

公開日: 更新日:

広告に支えられているテレビ業界にもジワリ影響が

 それに対して地上波テレビの“ジャニーズ頼み”の体質は今のところ変わっていない。夏の大型音楽番組では、「FNS歌謡祭 夏」(フジテレビ系)は相葉雅紀が、「THE MUSIC DAY」(日本テレビ系)は桜井翔が司会を務め、ジャニーズのタレントが大量に出演。

「それSnow Manにやらせて下さい」(TBS系)など冠番組も変化なし。2000年の「V6」から、ジャニタレをメインパーソナリティーとして起用し続けている「24時間テレビ 愛は地球を救う」(日テレ系)は今年は「なにわ男子」がメインパーソナリティー。

 さる日テレ関係者が声を潜めてこう話す。

「視聴率や物販など、営業的な判断により、現在のところ変更などの予定は全くない。むしろ他局とは逆に、うちはジャニタレを積極的に使っていこうという機運もあるようだ。ただしスポーツの国際大会やCMなどでジャニーズ排除の動きが進んでいくと、スポンサーの意向も出てくるだろう。今回、バレーボールW杯でジャニタレの起用をやめたことの影響は大きく、そうした流れが加速する可能性はある」

 広告業界やそれに支えられているテレビ業界のジャニーズ離れは、静かに進んでいくかも知れない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    “マトリ捜査報道”米倉涼子の圧倒的「男運」のなさ…海外から戻らないダンサー彼氏や"前科既婚者"との過去

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    大阪・関西万博「最終日」現地ルポ…やっぱり異常な激混み、最後まで欠陥露呈、成功には程遠く

  5. 5

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  1. 6

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 7

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  3. 8

    巨人の大補強路線にOB評論家から苦言噴出…昨オフ64億円費やすも不発、懲りずに中日・柳&マエケン狙い

  4. 9

    元体操選手の鶴見虹子さん 生徒200人を抱える体操教室を経営、“アイドル”も育成中

  5. 10

    地上波連ドラ3年ぶり竹内涼真に“吉沢亮の代役”の重圧…今もくすぶる5年前の恋愛スキャンダル