妊娠してくださいと告げられ…山村美智子さん子宮内膜症との闘い

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山村美智子さん(俳優/69歳)=子宮内膜症

 ちょうど、「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)に出演していた頃です。1984年後半あたりに“地獄”のような生理痛に苦しんでいました。ベッドの上でのたうちまわるくらいの状態に、どうしたものかと思っていた頃、妊娠した友人が「一緒に婦人科に行こうよ」と誘ってくれました。

 そこは患者さんの多い、有名な婦人科でした。でも一度に数人診察し、診察された患者はそれぞれの顔が見える状態で先生から診断を受けていました。当時のこととはいえ、個人情報があまりに無視されていることに驚きました。しかもその先生から「これは子宮内膜症です。妊娠すれば治るので妊娠してください」と軽く告げられたことは屈辱でした。

 子宮内膜症は、本来なら子宮内腔を覆っている子宮内膜が子宮内腔以外の場所で増えていき、月経時に困難を来す病気です。妊娠すると病変の活動が一時的に止まり、出産すれば病変が一緒に排出されるとのことでした。

 でもなかなか妊娠せず、痛みはひどくなるばかり。脂汗をかきながら「ひょうきん族」をやった時期もありました。

 その後、別の病院で低用量のピルを飲んだり、ホルモン治療をしながら、1年ほど人工授精を試みました。それでも妊娠しないと、医師から「体外受精をしましょう」と提案されました。でも、当時はまだ世の中で体外受精があまり認知されていない時代で、私も躊躇しました。夫とも「子供はもういいよ」という話になり、妊娠は諦めることにしたのです。

 その後もずっと内膜症に苦しみ続けました。少しでも痛みを緩和したくて、漢方や整体、鍼など、良いと言われるところへ次々行った結果、「気圧療法」に巡り合いました。気功ではないけれど、患部に手を当てて気を送るという療法で、それによってだいぶ痛みが軽くなったのです。

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