晩酌が日課の48歳女性を襲った「親指の痛み」の正体 閉経前後に気を付けたい「痛風」のリスク
好物はビールや焼肉。仕事のストレスは毎晩の晩酌で発散するという生活を長年続けてきたA美さん(48)はある日の朝、右手の親指の付け根に強い痛みを感じた。
「酔ってどこかにぶつけた?」と様子見をしていたA美さんだったが、時間が経過するごとに痛みはひどくなるばかり。ついには、長袖が当たっても痛みを感じるレベルだった。もちろん、物を持つのも難しく日常生活にも支障が出る。このままでは仕事もできないと考え、翌日に有給を取得し整形外科を受診した。
診察の結果を聞いて、A美さんは驚くことになる。医師の診断によると「痛風発作の可能性が高い」という。痛風といえば中年男性の病気というイメージが強く、自分とは無関係だと思っていた。
■閉経前後の痛風リスク
だが、医師によれば女性でも痛風になるケースは決して少なくはないらしい。とくに、更年期以降は女性ホルモンの分泌量が減り、尿酸値が上がりやすくなるからだ。つまり、閉経前後の女性は、それまでの生活以上に痛風リスクを頭に入れて過ごさなければならない。
更年期世代の女性のなかには、関節痛があっても「更年期の症状のひとつ」と軽く考える人も少なくはない。しかし、痛風の発作を放置すると今回のAさんのように日常生活や仕事に支障をきたす可能性もある。また、痛みが出る場所として足の親指の付け根が有名だが、手指や足首、膝に発作が起きる可能性もある。
では、痛風の疑いがある場合はどう気を付けて過ごすべきか。薬剤師の立場から、押さえておきたいポイントを整理する。


















