WBC惨敗で侍J「松井秀喜監督」プラン消滅 指導経験なくロス五輪逃せば名声に傷…と読売側が難色か

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 任期満了による退任が発表された。今年3月のWBC侍ジャパンを指揮した井端弘和監督(50)である。

 大谷翔平山本由伸(ともにドジャース)ら過去最多となる8人のメジャーリーガーが参戦したものの、史上最悪のベスト8で敗退。井端監督はNPBを通じて、「WBCでは思うような結果を残せず、皆さんの期待に応えられませんでしたが、選手たちは強豪国相手に精一杯戦ってくれました。勝たせることができなかったのは私の責任です」とコメントした。

 4戦全勝で終えた東京ドームでの1次ラウンド期間中、日刊ゲンダイは井端監督を直撃し、現役時代に影響を受けた監督について話を聞いた。中日時代は星野仙一氏、山田久志氏、落合博満氏、高木守道氏、巨人時代は原辰徳氏、さらに中学生時代には野村克也氏とも接点があった。

■本紙に明かした落合氏との「不仲説」

「それぞれの監督のいいとこ取りじゃないですけど、いろんなことを参考にさせてもらっています」

 こう話した井端監督はかねて、落合氏との“不仲説”が流れていた。

 2000年代の常勝落合中日で、不動の遊撃手として活躍した井端監督だったが、落合氏が中日GMに就任した直後の13年オフに大減俸を通達されて退団、巨人に移籍した。「落合査定」によって中日を追われた、との報道もあった。

 落合氏は今年3月のWBC開幕直前、自身のYouTubeチャンネルで「不仲なんてことはないよ」とこれを否定。昨年6月に長嶋茂雄さんの通夜で直接、会話したことを明かした。

 会話の中身については「2人だけの話」と語るにとどめたが、井端監督に改めて落合氏との関係、遺恨について尋ねると、「全然そういうのはないです」と、かぶりを振ってこう言った。

「そもそも大減俸についても、落合さんから言われたわけではないですし。長嶋さんのお通夜で久しぶりにお会いして、(侍ジャパン監督として)『周りが何を言っても、ブレずに自分を貫け』と言っていただいた。感謝しています」

 “オレ流”の金言を胸に、WBCに臨んでいたというわけだ。

 そんな井端監督の後任を巡ってスポーツメディアは、巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏、日本ハム元監督で23年大会で世界一を達成した栗山英樹氏らの名前を挙げているが、侍ジャパン経験のある球界OBがこう言う。

「今回のWBCでベスト8に終わったことを受け、NPB内外では、12球団の監督経験者の待望論が浮上している。井端監督は監督経験がなく、先発タイプの投手を寄せ集める偏った人選に加え、準々決勝のベネズエラ戦での継投失敗につながったと見る向きは少なくない。まして侍ジャパンは28年ロス五輪への出場すら危うい。出場できるのはわずか6チームと少ないうえ、日本がロス行きのチケットを得るためには、来年11月のプレミア12で、アジア最上位チームになる必要がある。そこで韓国台湾の後塵を拝すれば、28年3月までに予定されている五輪最終予選で優勝しなければならない。ましてプレミア12は、大谷らメジャーリーガーが参戦する可能性は低い。厳しい戦いを強いられるのは必至なだけに、現場を離れて間もない、経験豊富な指揮官が必要というわけです」

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