新規がんの10%は「太り過ぎ」が原因? 細胞が傷つきやすくなる
太り過ぎや肥満が、糖尿病や心臓病などのリスクになることは、みなさんもよくご存じだと思いますし、体重が増えて血糖値や血圧が上がることは、納得もしやすいのではないかと思います。ただ、太り過ぎや肥満の健康への悪影響はそればかりではなく、多くのがんのリスクにもなっています。しかし、「太り過ぎががんの原因」と言われても、ピンとくる方は少ないかもしれません。
今年の米国医師会雑誌に発表された解説記事によると、アメリカで新規に診断されるがんのうち、10%は太り過ぎや肥満が原因であると考えられるそうです。特に子宮体がんや胆道系のがんについては、その半数は太り過ぎと関係していると推計されています。国際がん研究機関は、大腸がん、腎臓がんなど、12種類のがんを肥満関連のがんとして分類しています。なぜここまで強い関連が、太り過ぎとがんとの間にはあるのでしょうか?
記事によれば、脂肪細胞に過剰に脂肪がたまると、そこから分泌される炎症性物質により細胞に傷がつきやすくなって、がんの発生を誘発します。また、免疫にも変化が起こってがんを予防する力が弱くなるなど、多くの因子が絡み合ってがんの発生につながると考えられるのです。
今、太り過ぎの方は、健康的に無理なく体重を減らすことが何よりのがん予防と言えるかもしれません。



















