(16)殺した男は捕まっていないと
「サキという名の、漆掻き職人の娘のことです」
「あの娘が、何か」
一弥は、ちらと囲炉裏端で火の番をする老婆を見やる。老婆は耳が遠いのか、こちらの会話に興味を示す様子がない。腰を痛めている啓吾は奥の間で休んでいて、今はここにはいない。それでも念のため、一弥は声を落とし…
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