(2)先代・林家三平の思い出「お父さんはみんなの三平さんなんだ」

公開日: 更新日:

 人気者だった先代林家三平は、ファンを大事にする人だった。子供と歩いていても、ファンに声をかけられるとサービスしてしまう。

「人気者だからしかたないと思いながらも、父を人に取られちゃうような気持ちになりました。でも同時に、お父さんは子供たちだけのものじゃなくて、みんなの三平さんなんだと、子供心に感じましたね」

 スターの子供というのは、そういうものなのかも知れない。

「ただ、子供たち全員、自転車に乗ることは父に教えてもらった。それと、授業参観、学芸会、運動会は、必ずちょっとだけ見に来てくれました。長い時間いると、また囲まれちゃいますから。今思い出すと、とっても優しかったなあ」

 正蔵が遠くを見るような目をした。

「あんないい人いないですよ。優しくて、あったかくて、いいお父さんでした」

 テレビで父親を見ていたのだろうか。

「父が出る番組は、家族とお弟子さん全員で見てました。放送時間が近づくと、おふくろが『みんな、集まんなさい』と声をかけ、テレビの前に座る。父が出たとたんに、全員正座です。当人は立ってしゃべってるのに(笑)。それに、何度も聞いてる小噺でも笑わないといけない。『パンツ、破れたね』『また(股)かい』でドッと受けるんです(笑)。『パンダは何が好き?』『パンだ』でまた笑う。そんなうちでした」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の「反社会性パーソナリティー」を精神科医が懸念…海外メディアもG7での“虚勢”をさらし上げ

  2. 2

    ドラ1候補の沖縄尚学・末吉良丞“まだ治らない左ヒジ”に日米スカウトやきもき…夏の甲子園沖縄県予選きょう23日開幕

  3. 3

    注目の集中審議で高市首相が“錯乱答弁”連発…「中傷動画」「サナエトークン」野党質問を圧殺し被害者ヅラ

  4. 4

    ドジャース指揮官は真美子夫人に言及も…2児の父となった大谷翔平に「心配のタネ」

  5. 5

    ロッキーズ菅野智之にトレード浮上! Dバックス、パドレス入りで打倒ドジャースの急先鋒になるか

  1. 6

    森保J次戦のスウェーデンを徹底予想! 相手FW陣迎える3バックは誰が? なでしこ初代監督が挙げるキーマン

  2. 7

    長尾謙杜は熱愛報道に謝罪も「問題児」扱いで“STARTO社出世レース”からドロップアウト

  3. 8

    高市内閣支持率下落の必然…衆院選の公約「消費税ゼロ」反故にする裏で進める“ゲリマンダー政治”の闇

  4. 9

    巨人橋上監督代行が見せたシビアな顔 「坂本勇人を使ったら、浦田が使えなくなっちゃう」

  5. 10

    維新の念願「都構想」は絶望的…足元見た高市首相が吉村代表に“諦めろ”と引導渡す