伊東四朗は健在なり!コロナから復帰、三谷幸喜作品で名演技披露の“タフマン”ぶり

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 御年86歳。現役最長老の喜劇人といえるのが伊東四朗だ。朝ドラ「らんまん」に出演中の今野浩喜をはじめ原田泰造、おいでやす小田ら昨今、お笑い芸人が俳優としても活躍するようになったが、伊東はそのはしりといっていい存在だ。

 最初は三波伸介、戸塚睦夫と結成した「てんぷくトリオ」。その後NHKの「お笑いオンステージ」や「コメディーお江戸でござる」、さらに「みごろ!食べごろ!笑いごろ!」「笑って!笑って!!60分」では小松政夫との親子コントや「電線音頭」などでお茶の間の人気者になった。

 その一方で俳優としては「おしん」の父親から渡瀬恒彦主演の「十津川警部」シリーズの亀さん、北大路欣也主演「銭形平次」シリーズの三の輪の万七親分など幅広い役柄を演じてきた。

 現在も週1で文化放送「伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛」のパーソナリティーを務めるなど精力的に活動し、伊東を慕う後輩たちも多い。

「先日、コロナに感染しラジオをお休みされました。ご高齢なのでリスナーからは心配の声が寄せられていましたが、21日から東京・紀伊国屋サザンシアターで上演されている劇団東京ボードヴィルショー創立50周年記念公演『その場しのぎの男たち2023』(三谷幸喜作)に出演することが決まっていて、どうなるかと思っていましたが、予定通りに出演しました。舞台に伊東が現れた時は大きな拍手も起きました。声もしっかり出ていたし、笑わせどころではきっちり笑わせてくれたのもさすが。病み上がりとは思えないほどでした」(芸能リポーター)

 もっとも、ご本人はカーテンコールで「反省が渦巻いている」と言って客席を笑わせていた。

 来年6月には新橋演舞場で上演される「熱海五郎一座」への出演も決定している。「タフマン伊東四朗」の活躍に励まされる同世代も多いのではないか。

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