著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

素顔の増山江威子さんは「上品な奥さま」なのだ 寿司屋から峰不二子の声が聞こえてきた

公開日: 更新日:

 人気アニメ「ルパン三世」の峰不二子役を長く務め、また「キューティーハニー」など多くの役柄を担当した声優の増山江威子さんが先月、肺炎のために亡くなった。88歳だった。

 僕は、増山さんとたった一度だけとはいえお会いしたことがある。僕がまだ30代前半で、東京の都心に近い住宅街にある寿司屋で知人と食事をしていた。すると、あの“峰不二子”の色っぽいメゾソプラノのしゃべり声が聞こえてきた。

 間違いない! と周囲を見回したが、それらしき女性の姿はない。キョロキョロとしていると、当時50代になったばかりの増山さんが笑顔を見せて振り向いてくれた。

「峰さんですよね?」

 と聞くと……。

「イメージが違って驚いたでしょ」

 と笑った。そして「あなた、リポーターでよくテレビに出ているわよね」と僕のことをよく分かっている様子で、それからひとしきり話をした。その際、民放キー局のプロデューサーをされていたご主人も紹介してくれた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」