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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

大女優も認めた 芸人や男らしさとは無縁の地平で放つ宮下草薙・草薙の独特な輝き

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 しかし、「『2週行くかも!』とか言ってたね(笑)。それで前日までずーっと考えてたんですけど、マジでなんにもなくて。そのまんま、本番来ちゃって」と結果は惨憺(さんたん)たるものだった(辰巳出版「芸人ラジオ」20年9月12日発売)。

 さすがに、その放送のあと、「ホントにごめん」と謝ったという。放送時間を長くするという提案も、草薙は断固拒否している。

 先輩の有吉弘行は昨今、芸人が裏話や苦労話を早々に語ることに懸念を示した上で、それにしても草薙はそれがなさすぎると言う。これに対して草薙は「忘れることでしかやっていけないというか。良い事もあるんですけどそれをわーっと思い出してるとその良い分、次バチが当たるんじゃないかとかって」と答えた(JFN系「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」24年3月24日)。

 苦手なのはトークだけではない。大喜利も断っているというし、それどころか「もうボケたくない」(「爆笑問題霜降り明星のシンパイ賞!!」20年10月18日)とまで言う。およそ芸人らしくないが、なぜか放っておけない魅力がある。

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