元“ギャル漫画家”浜田ブリトニーさんは2人子供を育てるシンママ 浅草で漫画ギャラリーカフェ経営

公開日: 更新日:

浜田ブリトニーさん(元ギャル漫画家/45歳)

 かつて“ギャル漫画家”として連日のようにバラエティー番組に出演していた浜田ブリトニーさん。現在、マスコミへの露出は控えめだが、彼女は今、どうしているのか。

  ◇  ◇  ◇

 現在、浜田さんが経営する「漫画ギャラリーCAFEオカオカ」は、インバウンドの観光客で賑わう浅草駅から程近いビルの地下にある。

「2012年に代々木上原でお店をオープンして、その後、西新宿で営業していたのですが、コロナ禍が直撃して……。ちょうど物件の更新で移転先を探していた時に浅草に来て、直感で決めました」

 漫画家とファンとの交流イベントも行う店内には、さまざまな漫画家の作品が常時展示されている。

「場所柄、海外のお客さまも多く、世界中から漫画好きの方がたくさんいらして、作品を購入してくれることもあります」

 千葉県で生まれ育った浜田さんは、「東京に出て、自由にお金を稼ぎたい」との思いで、高校3年の始業式の日に学校を退学し上京、錦糸町のキャバクラで働き始めた。

 だが、社会人経験のないまま飛び込んだお店では、なかなか指名がつかずに苦労したという。

「接客の時、お客さまの話がわからないことが多くあって。やはり知識も必要だと、ビジネスや自己啓発の本なども読むようになりました」

 その後、新宿、池袋のお店を経て、六本木のお店では月に数百万円を稼ぐほどの人気キャバ嬢に。

「でも、東京に来てから、親への仕送りは欠かさず続けています。父が亡くなった今は、母に近くに引っ越してきてもらい、行き来しています」

■お店の寮から出されホームレス状態に

 20代後半となり、手に職をつけたいと、当時のペットブームに目を付けトリマーの専門学校に入学、無事卒業するも、ブームは下火になっていた。

「学校に通うと、どうしてもお店の出勤日が減ってしまい、寮から出されホームレス状態に。でも、その頃、藤子不二雄(A)先生の『まんが道』に出会い、漫画家を目指そうと就職はせずに漫画の専門学校に入学しました」

 全くの未経験で入学した漫画の専門学校で、初めて描いた作品が学内の最優秀作品賞に選ばれた浜田さんは、持ち前の行動力を発揮。小学館『ビッグコミックスピリッツ』編集部に、アポなしで作品を持ち込んだのだ。

「その時、たまたま作品を見てくれたのが、人気作家も担当する優秀な編集者で。“君はまず自分のことを描いてみなよ”と言われて描いたのがデビュー作『ハイパー探偵リンカ』。その後、渋谷ギャルを描いた『パギャル!』の連載もスタートできました。何度もダメ出しされ描き直すまで帰れず、スパルタ教育で鍛えられましたね。今でもお世話になっています」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  1. 6

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  2. 7

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」