(2)「ストーカー」はほぼ全例に発達障害がある

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 一昔前は依存症といえば、アルコール、覚醒剤、ギャンブル(パチンコや競馬、競輪など)というのが定番でした。ところが、最近の依存症にはさまざまなタイプがあり、一見して依存症と思えないようなものも出てきました。

 依存症治療の第一人者として知られる大石雅之・大石クリニック院長はこう解説します。

「近年は依存症が多様化しています。たとえば、ネット、ゲーム、オンラインカジノといったネット社会に関係する依存症。薬物依存では若者に広がっている市販薬や脱法ドラッグなど。また、性依存症(性嗜好障がい)とも重なりますが、ストーカーやDV、ホスト依存といった特定の人間関係に執着する依存症も増えています」

 中でも依存症と気づきにくいのがストーカーやDVです。従来は「男女間のもつれ」と捉えられがちでしたが、「その背景には性依存以外の要因があることが分かってきた」と大石院長は言います。

 きっかけとなったのは昨年起きた川崎ストーカー事件。これは20歳女性が元交際相手に殺され白骨死体で発見されたという事件です。男性のストーカー行為に対して警察の対応が不十分だったとされ、以後、対策が強化されました。その一つが加害者への「治療」です。

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