令和ロマン「M-1グランプリ」連覇の大快挙!ラリー遠田氏が“お笑いAI”と評した天才的「場の空気の掴み方」

公開日: 更新日:

■場の空気を瞬時に支配

 お笑い評論家のラリー遠田氏はこう話す。

令和ロマンさんは、ネタの面白さもさることながら、くるまさんの『場の空気の掴み方』が天才的なんです。ネタのチョイスや構成、間の取り方まで、周囲の空気を瞬時に分析し、判断する。それはまさに普通の人には到底できない人間離れした芸当で、まさに“お笑いAI”とでもいうべき能力です。とにかくこの能力が突出していると思います」

 確かに、決勝戦に残る芸人たちのネタ自体は、どれも研ぎ澄まされて、その完成度は実はあまり遜色がない。令和ロマンの強みは、場の空気を掴み、観客を一気にネタに引き込む力にあるとラリー氏は言うのだ。

 それは大会後の記者会見会場でもあてはまる。会場で記者がどんな質問をしようとも、会場は、くるまがボケたおし、ケムリが突っ込むという“令和ロマン劇場”と化す。「来年は出場するのか?」という質問にも、「果たしてどうなんでしょうか? ラストイヤーまであと8年あるので、いつ出るのかわからない。それぞれユニットで出るって噂もありますからね」(くるま)、「なんだそれ」(ケムリ)などとけむに巻かれてしまうのだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い