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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

セレブママの心をくすぐる幼稚舎の“おしゃれパワー” 早実初等部とアクセスや環境は大差ナシ

公開日: 更新日:

早実初等部vs慶応幼稚舎(4)

「小学校選びは母親の意向で決まる」と話すのは長年、お受験の世界をウォッチしてきた70代の幼児教室幹部。「私がかかわった半世紀近く、常に中心にあったのは慶応幼稚舎。お母さんたちの憧れの的となってきた」と振り返る。

 02年にスタートした早稲田実業初等部に対し、幼稚舎は1874年創設。内部進学先を見ても、慶応大は私大系トップの医学部を擁するが、早稲田大にはない。早実初等部が幼稚舎に追いつけない理由は伝統や医学部の有無だけではない。母親たちからの支持の差である。幼稚舎の最寄駅は地下鉄広尾。周辺には大使館が立ち並び、有栖川公園、インターナショナルマーケット、フレンチレストラン……。いかにもセレブの街を思わせるたたずまいが広がる。

 対する早実初等部があるのは国分寺市。「おしゃれを気にするセレブママからすると、だいぶ田舎に来たように感じるらしい。子どもが毎日通うのは大変だという理由から、早実より幼稚舎に行かせたがるが、それは表向き。何より、お母さん自身が都落ちした気分になるようです」とは幼児教室幹部の分析だ。

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