生放送中スタジオから逃亡したt.A.T.u.

公開日: 更新日:

 8時半過ぎ、いよいよ登場とテロップが打たれて入ったCM明け、画面に映し出されていたのはミッシェル・ガン・エレファント。2人は私服に着替えてスタジオを後にしていたのだ。画面にはタモリが「出たくないって言ってます」「今なら間に合うぞ~」と呼びかける姿が。前代未聞の事態にスタジオは大混乱となった。

 翌28日に予定されていたZEPP東京のファン招待イベントやフジテレビの27時間テレビへの出演もキャンセル。さらに29日はPV撮影も中止され、2人は銀座に姿を現し、ファンに囲まれ大混乱。そのままカラオケ店に入り、報道陣の前で歌を披露した。夕方に会見が行われたが、「悪いことは何もしていない、だから謝る必要もない」とコメント。報道陣からの批判を受けながら30日に帰国した。

 突然のキャンセルに当時、さまざまな噂が乱れ飛んだ。しかし、2人は話題作りを狙ったプロデューサーの指示に従って“ワガママ娘”を演じただけで、それにマスコミが振り回され、騒ぎが大きくなったのが真相だった。

 もっとも、イメージが低下したのも事実。12月再来日での東京ドーム公演は空席が目立った。ちなみに、プロデューサーはここでもドタキャンを計画していたという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」