「戦闘国家」小泉悠、小谷賢著

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「戦闘国家」小泉悠、小谷賢著

 世界を敵に回して戦い続けるロシアとイスラエルというふたつの国家をインテリジェンスという観点から論じた対談集。

 インテリジェンスとはスパイや技術的手段によって収集された「外交政策決定や危機管理のための情報」のこと。国家が安定的に存続するためには必要不可欠なものだ。

 ロシアとイスラエルの巨大で強力な諜報機関について詳しく解説。両国はなぜここまでの諜報機関を持つに至ったのか、その背景を読み解きながら、両国がそれぞれウクライナとガザで行っている激しい暴力行為の理由に迫る。両国に共通するのは生存に対する強い不安だという。それゆえに諜報機関による非合法活動も先制攻撃も自衛のためと容認されるのだと。

 一方で、日本が生き残るための今後のインテリジェンスの在り方も示す。 (PHP研究所 1100円)

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