午年に株高スタートだが中小零細は喜べない 2026年は「円安倒産」増加の懸念を専門家が指摘

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 2026年は午年。相場格言は「午の尻下がり」で、株価は下がりやすいとされるが、5日の大発会は好調な滑り出しだった。日経平均株価は大幅反発。終値は前年末比1493円32銭高の5万1832円80銭となり、およそ2カ月ぶりの高値水準となった。

 米国のベネズエラ攻撃で不穏な年明けとなったが、「さらなる事態悪化は見込まれず、市場への悪化は限定的」(証券関係者)との見方が大勢を占め、年始の米国株高が波及。AI(人工知能)や半導体、輸出関連など幅広い銘柄が値上がりした。

 円安ドル高の進行も、機械などの輸出株の買い注文を後押しした。

 大手証券各社の株価見通しは、いずれも強気だ。昨年10月末に記録した史上最高値の5万2411円を更新するとみていて、6万円超え予想もある。円安株高が続くと読んでいるわけだが、「安い円」でウハウハなのは輸出企業や富裕層だけ。巷はどんどん疲弊する。

■昨年の負債総額は3倍増

 東京商工リサーチ(TSR)によると、昨年末時点の「円安倒産」は65件。前年の83件と比べて2割ほど減ったものの、22年以降の円安局面では2番目に高い水準だった。最多が卸売業の28件。小売業11件、製造業10件と続き、幅広い業種で倒産が発生した。負債総額は1088億円超で、前年比3.1倍に急増。丸住製紙は設備投資に約90億円を投じてから2年足らずで、約590億円の借金を抱えて倒れた。

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