「性的欲求ない」と告白 たけしに心配な男の更年期障害

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 ビートたけし(67)が10日、バラエティー番組で「ここ何年か前から女の子に対する性的な欲求は一切ない」と告白。続けて「20年前に今の心境になってたらいい仕事できたのになぁと思う。殴りこまないしさ」と1986年の「フライデー襲撃事件」についても語った。

 たけしも年を取ってまるくなったか……と思わせる発言だが、これは中年世代にとって他人事ではない。「若いころと比べて×××がなくなった」と思うことが増えたとしたら、もしかしたらLOH症候群かもしれない。いわゆる男性の更年期障害。

「症状は非常に多岐にわたっている」と前置きして、順天堂大学医学部順天堂医院泌尿器科の久末伸一准教授が言う。

「典型的なのは、性欲の衰えで、勃起力が低下し、朝立ちがなくなります。筋肉量が低下し、メタボ、うつ、疲労感、やる気の低下、物忘れなどもよく見られます。原因は男性ホルモンであるテストステロンの減少で、『年のせい』と感じる症状の多くは、テストステロン量の減少と関係しています」

 テストステロンの補充療法が治療の中心。生活習慣の改善も重要だ。

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